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《デザイン室》アンジェカード058出来ました。
■アンジェカード058、各店で配布開始しました。
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アンジェカードは、毎月、月末に各店で配布している、
はがきサイズのアンジェのフリーカードです。
今日は、アンジェカード特別連動号として、アンジェカード058に掲載している
「アンジェオリジナルブックカバー×書籍」のセレクトコラムの続きをお届けします。




■今回のアンジェカードについて

アンジェオリジナルブックカバー5種に、秋冬柄2種類が加わり、全7種類となります。
秋冬柄に合わせてみたい本をスタッフ小前からご紹介しています。
「ブラックウォッチ柄 × 天野忠随筆選」
「クッキー柄 × また杏色の靴をはこう/城夏子」
※上記2つのコラムはアンジェカードに掲載しています。

■ブックカバーの為の5冊の本
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「ドーナツ柄 × TRA / タイガー立石」

がじられたドーナツが絶妙に配置されたデザイン。
穴のあいた重量感のあるお菓子は幸せな時間をイメージします。
たとえば、休みの午後、コーヒーを淹れて、ドーナツをお気に入りのプレートに乗せる。
スピーカーから流れてくるのはチェット・ベイカーの甘い歌声で
ぼくは一人掛けのソファにゆったりとすわって甘い時間に身を委ねる。
忘れちゃいけないのは本。そういう時に読みたいのは何も考えずに楽しめる作品が良い。
タイガー立石のコミック大全「TRA」はタイガーワールドがこれでもかと収められている。
色々なアイディアが洪水のように押し寄せてくる。シュールでポップで絵も素晴らしくて、
虎の絵本の人という印象ががらりと変わってしまった。赤塚さんみたいな作品もあるなと
思っていたら、なんと20代の頃に一緒に仕事をしていて、アイディアを出していたとか。
びっくり。まだまだ色々な発見がありそうだけれど、ドーナツがなくなったので、
また今度。

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「ブックシェルフ柄 × 銀座界隈ドキドキの日々 / 和田誠」

個人的に一番好きなデザインのブックカヴァです。
イラストのモチーフは言うに及ばず線の雰囲気が大好きな画家ベン・シャーンを
髣髴とさせます。ベン・シャーンといえば、日本人ではイラストレーター和田誠さんが
大きな影響を受けています。彼の著書・銀座界隈ドキドキの日々は60年代の日本の
グラフィックデザイン業界のことが面白く、楽しく書かれていますが、その中に京都へ
旅行に来たベン・シャーンに会いに行った話が・・・。
内容は読んでからのお楽しみですが、ブレない和田誠さんがカッコイイです。


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「リングノート柄 × 日本の特撮怪獣大全科 / 竹内義和」

黒表紙のノートのイメージは芸術家やデザイナーがなにやら
アイディアをかきとめている。。。。そんな様子を想像してしまいます。
が、しかし、ここはカバーと中身のギャップの妙味といいましょうか。
渋いカバーだけれど、中身は怪獣。特撮怪獣って、ぼくの世代では小学生の頃に
ゴジラやウルトラマンをテレビで・・・というかんじ。
この本にはゴジラはもちろん、それ以外の聞いたり見たこともない怪獣や宇宙人、
モンスター、超兵器などがたくさん紹介されています。
刊行は1985年。新本だけれど、本を開けるとちょっとだけ古本の香りが
ただよってきます。文庫サイズでころんと分厚いこの大全科シリーズを手にすると、
懐かしさとワクワク感が同居するような素敵な気分になります。


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「木目柄 × 伝統こけしのデザイン / cochae」

木目のイメージは北欧の家具。暖かみのある雰囲気の部屋には大きなサイドボード
があって、その上には民芸品やらに混じって存在感のあるこけしがおいてある。
こけしって、いつだったか、洋雑誌で外国人の家の本棚に置いてあったったのを見て、
素敵だなぁと感じたのが最初。それに憧れて古道具屋や骨董市でこけしたちを
みかけてはいるけれど、実際買うとなると躊躇したりして結局うちには1つもこけしは
ありません。まぁ、しかし、このこけしの本を見ていると色々な表情のこけしがとにかく
愛らしくてしみじみ良いなと感じます。自分の中のこけしゴーサイン出るまで、
この本のお世話になります。

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「ツリー柄 × 富士日記(上)(中)(下) / 武田百合子」

植物の図案が大好きです。ウィリアム・モリスや竹久夢二、若冲・・・
かまわぬの手ぬぐいも植物柄をたくさん持っていたりします。物言わぬ緑の神秘というと
大げさですが、植物には心を軽くしてくれる癒しの力があります。
さて、癒しの本といえば僕の中では富士日記。これまで何度読んだことでしょう。
富士さんの見える山の家で過ごした、13年間の記録。
彼女のフィルターを通され紡がれる世界は、なんて生き生きとキラキラと
輝いているのでしょうか。笑ったり、泣いたり、喜んだり、武田家の毎日の営みは
ぼくに色々な感情を抱かせてくれました。とても大好きで大切な作品。

セレクトコラム:小前 司 1977年生まれの32歳 伊丹店勤務
アンジェでは唯一の書店経験者。
本はもちろん、本のある風景が大好きで雑貨店における本棚の理想を追求する日々。
アンジェではメールマガジンも担当。
また、関西の情報誌SAVVYでは毎月1冊本を選んで書評もしています。
※今回の掲載書籍の取扱い・在庫については各店舗にお問い合わせ下さい。

■オリジナルブックカバーについて

文庫本、文芸本の2種類に対応したブックカバーをアンジェ、クロッシェ、ノイシュタットの
全8店舗にて販売中です。本をお買い上げ頂いたお客様に、声をおかけ致します。
文庫サイズ¥40、文芸サイズ¥50(ともに税込)です。
本のお買い上げに関わらず、セット販売¥210もご用意しています。


■今回登場したアイテム

TEEMA(ティーマ)のティーカップソーサー(カップのみ)
アンジェオリジナルブックカバー(ドーナツ柄・ブックシェルフ柄・リングノート柄・
木目柄・ブラックウォッチ柄・クッキー柄)
※ブラックウォッチ柄とクッキー柄は、10月中旬〜販売予定です。

アンジェカードは、アンジェ各店の店頭にて配布しておりますので、ぜひご覧下さい。
過去のカードはこちら。
by angersdesign | 2010-09-29 15:46 | デザイン室